年末年始を楽しく過ごし、いよいよ本格的な農作業の始まりです。
まずやらなくてはならない事は、はやり一年間の計画と、準備です。
今年の収穫量の目標を立て、資材の発注や新しい苗の購入、
寒さに対する対策などなどです。
まずやらなくてはならない事は、はやり一年間の計画と、準備です。
今年の収穫量の目標を立て、資材の発注や新しい苗の購入、
寒さに対する対策などなどです。
【苗の購入】 | ||
【苗の購入】 |
毎年古い木や生育の良くない木を 10本程度切ってしまいます。 そこで新しい苗木を購入します。 |
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【新品種】 |
お客様に喜ばれるぶどうを作るために、 人気のあるものを、年々増やしています。 それだけでは、納得して頂けないので、 新しい品種にチャレンジします。 しかし、土や気候が合わない品種は、 枯れてしまいます。 |
【防寒対策】 | ||
【防寒前】 |
冬の霜、雪などから木を守るため、 わらを巻いて、防寒します。 特に若木に施します。 |
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【途中経過】 |
棚下部分から巻いて行きます。 わらは米生産農家から購入します。 |
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【防寒完成】 |
木全体に巻くだけでなく、根元部分にも 敷きます。 これをする事によって、春の新芽の勢いが 違って来ます。 |
【萌芽促進】 | ||
【萌芽促進剤】 |
特に大房のぶどうは全ての芽から一斉に |
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【萌芽促進剤】 | 剪定した枝、一本一本に塗ります。 | |
【作業風景】 |
年末に一回。1月中旬に一回実施します。
散布しても良いのですが、当園では一本 |
【木粕敷き】 |
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【産廃業者】 |
産業廃棄物業者が住宅を取り壊した時に 出る木材ををチップ状に加工するのですが、 ほとんどが処分されてしまいます。 それをリサイクルの意味もあり、 当園では利用しています。 |
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【ウッドチップ】 |
湯気が立っているのが解るでしょうか? 木カスが発酵しているのです。 |
細かなウッドチップとなっています。 | ||
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【運搬】 | 運ばれて来たウッドチップを畑内に運びます。 |
当園自慢の運搬車。 トーマス4WD号です。 |
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【木粕敷き】 |
黒い部分が木粕です。
これを敷くメリットとしては、 |
【皮剥ぎ】 | ||
【皮剥ぎ】 |
10月頃、一度「皮むき」を行いますが、 それは"木"の部分を中心に行います。 この時期にするのが、"枝"の部分を中心に 皮を剥きます。 水圧の機械等で取り除く農家さんもありますが、 当園では手作業で一つ一つ実施します。 |
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【皮剥ぎ前】 |
皮剥ぎは、越冬した虫を排除する目的と、皮に 付着した病原菌を取り除く目的があります。 また、これから始まる防除液(消毒)の散布を より有効にするために実施します。 |
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【皮剥ぎ後】 |
黒い皮(外皮)を全て撤去します。 ぶどうの木や枝は皮を剥ぐと薄い茶色なのです。 |
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【先端部分】 |
先端部分まで丁寧に皮を剥ぎます。 全ての枝を終了するのに約1ヶ月程掛かります。 |
【枝の固定】 | ||
【固定器】 |
そろそろ新しい芽が出て来ます。 その前に枝の固定をします。 |
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【固定前】 |
棚の針金の部分に枝を固定し、伸びて行く方向 を決めます。 |
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【固定後】 |
固定器のテープで固定し、風などで移動しない ようにしてあげます。 これをしてあげないと、新芽や蔓は適当な方向 へ伸びてしまうため、大切な作業です。 |
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【作業風景】 |
毎年違う色(白や青)のテープで実施し、 今年度固定した部分が分かるようにします。 当園では約二週間程度で終了します。 |
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【樹液】 |
この頃になると、剪定した部分から樹液が出て 来ます。 いよいよ発芽(新梢)の始まりです。 これからが本格的な作業の始まりなのです。 |
【硫黄散布】 | ||
【石灰硫黄合剤】 |
発芽前に越冬病菌、害虫駆除を目的として 硫黄を枝中心に散布します。 (100L当り5Lの割合) |
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【ベンレート】 |
石灰硫黄合剤にベンレート(殺菌剤)と マイリノー(展着剤)を入れます。 |
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【500Lタンク】 |
500Lタンクを使用しています。 この中に水を入れ、そして薬を混ぜて消毒 液を作ります。 約2回半(1250L)散布します。 |
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【エンジン】 |
散布用エンジン タンクの液を給水し、水圧を上げる機械で す。本来はSSという専用車で行うのですが、 当園は傾斜地のため、その車が使用出来 ません。 |
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【作業風景】 |
マスク、手袋、防水服を着用し、行います。 硫黄ですので、臭いがきついのですが、 この散布を怠ると、後々になって取り返しの 付かない事になってしまうので、 大切な作業です。 |